TTPとは関連のない疾患・症状で搬送された場合

 後天性TTPは急性疾患であり、入院加療により寛解した症例が、免疫抑制療法を継続、減量、中止する間、外来に通院する。したがって、再発、再燃時を除き、外来通院中のTTP症例は基本的に寛解状態である。外来通院中のTTP症例が何らかの疾患・症状で搬送された場合、血小板数に変化がなければ、搬送の原因となった疾患の治療を通常通り実施すれば良い。血小板数の減少と溶血の所見が認められる場合は、再度ADAMTS13活性、ADAMTS13インヒビターの測定を実施し、再発、再燃であれば、TTP治療を再開、強化する。

参考文献

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