アレモ®/ヒムペブジ®による“出血予防”を実施中に発生した破綻出血の“止血治療”

 ヘムライブラ®やアレモ®/ヒムペブジ®による“出血予防”を実施中の患者に発生した破綻出血に、これらの“出血予防”薬を追加投与しても止血効果は増強しないため、必ず凝固因子製剤を用いた“止血治療”を実施する必要がある。ただし、“止血治療”のための製剤投与によって血栓症の発生リスクが懸念される場合もあるため、各製剤の「承認されている最低用量」を用いることとされている。

 「承認されている最低用量」は、各凝固因子製剤によって大幅に異なるが、アレモ®の第3相臨床試験において、インヒビター非保有血友病患者にはFVIIIは20IU/kg、FIXは30IU/kg程度、インヒビター保有血友病患者にはノボセブンHI®が90μg/kg投与されていた。一方、ヒムペブジ®の第3相臨床試験においては、インヒビター非保有血友病患者にFVIIIは20~30IU/kg、FIXは20~40IU/kg程度が投与されていた。

 一部の凝固因子製剤の「承認されている最低用量」は、これよりも多いが場合があるため、血栓症のリスクには十分注意する必要がある。